ライ症候群(らいしょうこうぐん)
ライ症候群(らいしょうこうぐん)
ライ症候群とは、急性脳症の一種で、インフルエンザや水痘(水ぼうそう)などにかかったあとに、脳のむくみ(脳浮腫)とともに重い肝機能障害を引き起こす病気です。子どもに発病し、生命が危険になることがあります。
ライ症候群の原因
ライ症候群の原因は、インフルエンザや水痘などのウイルス感染症と関係しています。また、アスピリンの使用との関連も問題になっています。
ライ症候群の症状
ライ症候群の症状は、かぜや水痘などに引き続いて激しい嘔吐や意識障害、けいれんなどが起こり、昏睡におちいります。これらの症状は脳が急にむくみ、脳圧が高まるために起こるものです。肝機能障害、高アンモニア血症、低血糖などが出現し、緊急の治療が必要になります。
ライ症候群の検査
ライ症候群の検査は、インフルエンザや水痘などに引き続いて起こる嘔吐や意識障害、けいれんなどの症状と、使用したアスピリンなどの薬によっておおよその判断ができます。
X線CT、MRIなどの検査により脳浮腫が確認され、血液検査で肝機能障害、血中アンモニア上昇などがみられれば、ライ症候群と診断されます。
ライ症候群の治療
ライ症候群の治療は、救命治療の受けられる病院で一刻も早く治療を受ける必要があります。脳圧を下げることが先決で、治療が遅れると、呼吸や血液循環をつかさどる脳の中枢がおかされて、救命が困難になります。酸素吸入を行なうとともに、副腎皮質ホルモン(ステロイド)剤や抗脳浮腫薬を用いて脳圧を下げる治療が行なわれます。けいれんがある場合は、抗けいれん薬が投与されます。
近年、治療法の進歩により救命率が高まっていますが、脳性まひや知能障害、けいれんなどの後遺症が残ることがあります。
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