単純性甲状腺腫(たんじゅんせいこうじょうせんしゅ)

機能の亢進や低下など甲状腺の働きに異常がない甲状腺のはれを、単純性甲状腺腫といいます。

単純性甲状腺腫(たんじゅんせいこうじょうせんしゅ)

単純性甲状腺腫とは、機能の亢進や低下など甲状腺の働きに異常がない甲状腺のはれ(甲状腺腫)を、単純性甲状腺腫といいます。炎症や腫瘍、酵素異常など、はれの原因となるものは見当たりません。この場合の甲状腺腫は、甲状腺が全体にはれるびまん性で、やわらかいのが特徴です。

単純性甲状腺腫は、10~30歳代の女性に多くみられる病気です。月経、妊娠、授乳などに一致して甲状腺腫が増強しますが、多くは加齢とともに小さくなり、自然に消失してしまいます。

単純性甲状腺腫の症状

単純性甲状腺腫の症状は、甲状腺がはれている以外に症状はありません。はれていてもからだには問題がなく、比較的小さいため圧迫感や違和感もなく、生活に支障はありません。

単純性甲状腺腫の原因

単純性甲状腺腫の原因のひとつは、海藻などヨードを含む食品の摂取不足ですが、海藻をよく食べる日本でも発生しています。逆に、ヨードの過剰摂取が原因で起こる単純性甲状腺腫もあります。また、キャベツやからし菜など甲状腺腫を誘発する物質、甲状腺の働きを低下させる抗甲状腺物質のとりすぎが原因になる場合もあります。性ホルモンや甲状腺刺激ホルモンが関係するともいわれています。

単純性甲状腺腫の検査

単純性甲状腺腫の検査についてですが、かつて単純性甲状腺腫とされていたもののなかに、慢性甲状腺炎(橋本病)だったと考えられるものがあります。また非常にまれですが、経過中に橋本病やバセドウ病になる人がいます。血縁にこれらの病気をもつ人がいる場合は、早めに検査を受けましょう。

診断のポイントは、橋本病と区別すること、ほかの甲状腺の病気がないかを調べることです。触診の結果、甲状腺が全体にはれているだけでかたくなっていなければ、橋本病やバセドウ病と区別できます。単純性甲状腺腫の場合、いろいろな検査を行なっても異常は認められません。大きさについてはシンチグラフィーで調べます。

単純性甲状腺腫の治療

単純性甲状腺腫の治療に関しては、年1、2回の定期検査だけで、治療の必要はありません。年月がたつうちに、自然に消失してしまいます。ただし、はれが大きい場合は、甲状腺ホルモン製剤の服用で小さくすることもあります。

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