多血症(たけつしょう)赤血球増加症
多血症(たけつしょう)赤血球増加症
多血症とは、血液の成分には、形のある血球という細胞成分と、血漿という液体成分があります。血球には赤血球、白血球、血小板があります。多血症は、赤血球や赤血球内のヘモグロビン(血色素)の量が、正常値より多くなる病気で、赤血球増加症ともいいます。
多血症は大人にも起こりますが、とくに新生児期の約4%の赤ちゃんにみられます。
多血症の症状
多血症の症状に関しては、多血症が起きると、ふつうより粘り気の強い血液が流れて、血管内での動きが悪くなります。一般的な症状として、顔面紅潮、眼球結膜の充血、皮膚のかゆみ、頭痛などの症状がみられます。
新生児の多血症は、呼吸数がふえたり、チアノーゼといって唇が紫色になります。
年長児の多血症は、原因になっている病気の症状によって違います。
多血症の原因
多血症の原因に関しては、新生児の多血症は、胎盤や、母胎の血液中に含まれる血球が、赤ちゃんに過剰に流れ込んだことが原因となる場合がよくあります。
また、胎盤の働きがよくないため、赤ちゃんの赤血球数が異常に多くなることもあります。
年長児の多血症は、腎臓、心臓、肺に病気が起きたあと、続いてあらわれることが多くあります。腎臓、心臓、肺に病気があると、血球をつくる量を調節するエリスロポエチンというホルモンの分泌が増加するため、多血症が起こります。
多血症の検査
多血症の検査は、静脈から採血して血液検査を行ない、血液の中の赤血球数、ヘモグロビン量、赤血球などの有形成分の容積比を示すヘマトクリット値などを調べます。
多血症が起きていると、赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリット値のうち、2~3項目が正常値の範囲を上回ります。
多血症の治療
多血症の治療に関しては、子どもの多血症では、多くの場合、とくに治療は行ないません。
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