中心性漿液性脈絡網膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいみゃくらくもうまくしょう)
中心性漿液性脈絡網膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいみゃくらくもうまくしょう)中心性網膜炎
中心性漿液性脈絡網膜症とは、網膜の中心にあり、物を見るのに最も大切な部分である黄斑部がはれ、視力が低下する病気です。働き盛りの中年男性によく起きます。黄斑に水がたまり、見えにくくなります。
中心性漿液性脈絡網膜症の原因
中心性漿液性脈絡網膜症の原因は、黄斑部のはれは網膜のむくみ(浮腫)によって起きます。網膜の外側には網膜色素上皮といって、水分を通さない膜がありますが、この膜に黄斑部付近で水漏れが起きると、そこからしみこんだ水分によって網膜が浮き上がりはれてしまいます。どうして水漏れが起きるかは不明ですが、疲労やストレスがきっかけになることもあります。
中心性漿液性脈絡網膜症の症状
中心性漿液性脈絡網膜症の症状は、浮腫の部分によって、中心部が見えにくくなったり(中心暗点)、ゆがんで見えたり(変視症)、小さく見えたり(小視症)などの自覚症状があります。また、字が読みづらくなるので、眼精疲労を起こしやすくなったりします。
中心性漿液性脈絡網膜症の検査
中心性漿液性脈絡網膜症の検査には、蛍光眼底造影検査が必要です。この検査は前肘静脈に造影剤を注入し、網膜や脈絡膜の撮影を行なうもので、血管の閉塞や血管瘤など血管の変化をとらえるとともに、血管外漏出(浮腫)による血管機能を判断できるために、治療の目標を決めることができます。
中心性漿液性脈絡網膜症の治療
中心性漿液性脈絡網膜症の治療は、まず漏出点へのレーザー光凝固治療が行なわれます。この効果は数週間で期待ができます。しかし、漏出点が黄斑部に近いほどレーザー照射はむずかしくなるため、薬で治療します。この場合は治癒まで数か月を要し、再発もしやすくなります。
ストレスが発症や悪化の原因となりますので、気分転換が大切です。
この病気は幸いなことに、失明するということはありません。しかし、再発しやすく、はれがひいた後も物が多少ゆがんで見えることがあります。
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