糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)
糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)
糖尿病性腎症とは、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症とならぶ、糖尿病の三大合併症のひとつです。
糖尿病性腎症から腎不全となり、その結果、人工透析や腎臓移植を受ける患者が年々増加の傾向にあります。とくに人工透析を受ける患者の原因疾患としては、慢性糸球体腎炎についで第2位を占めています。
糖尿病性腎症の症状
糖尿病性腎症の症状は、最初に微量のたんぱくが尿に出ますが、さらに試験紙でも検出できる量にふえ、腎機能が低下して糸球体硬化症へと進みます。同時に高血圧や貧血、浮腫(むくみ)などがあらわれて、慢性腎不全、尿毒症の症状もでてきます。
糖尿病性腎症の原因
糖尿病性腎症の原因は、糖尿病の血糖コントロールがうまくいかないと、腎臓の糸球体や動脈、細小動脈が硬化するためにたんぱく尿がみられるようになります。この症状がさらに悪化すると糖尿病性腎症に至ります。
糖尿病性腎症の検査
糖尿病性腎症の検査は、微量たんぱく尿の検査を行ないます。この検査は1日の尿をためて、その中に含まれるアルブミンと呼ばれるたんぱく質の量を測定するものです。1日に30mg以上のアルブミンが検出されると、微量アルブミン尿と判定されます。
糖尿病性腎症の治療
糖尿病性腎症の治療は、糖尿病の管理を厳しく行なうことはもちろんですが、たんぱく尿が頻繁にみられるようになれば降圧薬を用います。腎症がすすんで腎不全になれば、人工透析を行なわなければなりません。
糖尿病性腎症の患者は食欲が落ちて、栄養障害に陥りやすくなるので、糖尿病食の基準を守りながら調理や食品の選び方を工夫し、十分な栄養をとると同時に、体力を消耗させない程度の運動を行なうことも大切です。
糖尿病性腎症の予防
糖尿病性腎症の予防は、糖尿病にかかって5年以上経過した場合は、微量たんぱく尿の検査を定期的に行ない、早期発見につとめる必要があります。
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