先天性筋性斜頸(せんてんせいきんせいしゃけい)
先天性筋性斜頸(せんてんせいきんせいしゃけい)
先天性筋性斜頸とは、首が一定の側に曲がっている状態を斜頸といいます。乳児に起こる斜頸はたいてい先天性のものです。
先天性筋性斜頸の症状
先天性筋性斜頸の症状は、生後4~5日から2週間のうちに、首の片側に親指の頭大のしこりができます。しこりのある側に首を傾け、反対側に顔を向けていることが特徴で、いつも同じ方向を向いていることでもわかります。しこりのある側には十分に顔を向けることができません。
乳児の筋性頸斜をそのままにしておくと、頭蓋や顔が変形してきます。年長児まで放置しておくと、それに加えて、胸郭や脊椎まで変形することがあります。
先天性筋性斜頸の原因
先天性筋性斜頸の原因は、首の横にある胸鎖乳突筋という筋肉の中に血液のかたまりができ、それが徐々に瘢痕化してかたくなるために、筋肉がひきつれて起こります。
骨盤位で生まれてきた乳児や難産、初産の乳児によくみられます。
先天性筋性斜頸の治療
先天性筋性斜頸の治療は、生後1か月以内に発見された場合は、ドーナツ型の枕などを頭の下にあてがい、しこりのある側に顔を向け、首をその反対側に向ける矯正位を維持します。音の出るおもちゃをしこりのある側で鳴らして気をひいたり、授乳も必ずしこりのある側から行ないます。
このようにして1~2か月様子をみますが、効果が上がらないときは矯正枕やカラー式包帯、牽引帯などを用います。ほとんどが、以上の方法で自然に治り、顔や頭の変形も治ります。
6か月を過ぎても経過が思わしくなく、顔などの変形が進行する場合は、腱を切る手術などが行なわれることもあります。同時にドーナツ枕などを用いて首と顔の正しい位置を保つようにします。
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