尿道下裂(にょうどうかれつ)
尿道下裂(にょうどうかれつ)
尿道下裂とは、尿道の出口が陰茎の先端ではなく、後方にあるものをいいます。尿道口の位置によって、亀頭下裂、陰茎下裂、陰嚢下裂、会陰下裂に分けられますが、最も多いのは陰茎と陰嚢の境目あたりに開口部がある陰嚢下裂です。
ほとんどが男子に起こる病気で、男子出生の300~350人中、1人の割合でみられます。先天的形態異常の中では頻度の高いものに数えられます。
尿道下裂の症状
尿道下裂の症状は、単に尿道の出口が陰茎のつけ根のほうにあるだけでなく、陰茎の先端から開口部にかけて下向きに屈曲しているので、立ち小便ができません。そのままの状態では将来の性行為にも支障をきたします。また、尿流障害の原因になることがあります。
尿道下裂の原因
尿道下裂の原因は、胎生3か月ごろ、陰茎へ送られるアンドロゲンという男性ホルモンの減少によって起こるとされています。
尿道下裂の合併症
尿道下裂がある場合は、形態異常はそれだけにとどまらず、停留睾丸や腎臓の発育不全を合併していることがよくあります。
尿道下裂の検査
尿道下裂の検査は、視診によって尿道下裂の診断は簡単につきますが、尿路にも形態異常がないかどうかを調べるために、静脈性腎盂造影などの検査も必要になります。
尿道下裂の治療
尿道下裂の治療は、亀頭下裂以外の尿道下裂は手術を行なうのが一般的です。手術は精神的な影響が出ないうちに行なうほうがいいので、3歳までには受けるようにします。手術は2回に分けて行ない、入院はおよそ2週間を要します。全身麻酔が必要で、非常に高度な技術を要する手術です。
手術後、尿道狭窄が起こることがあるので、退院後も定期的に診察を受けることが必要です。
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