慢性鼻炎(まんせいびえん)
慢性鼻炎(まんせいびえん)
慢性鼻炎とは、鼻腔粘膜が慢性的にはれあがる病気です。粘膜が充血しているだけのものを単純性慢性鼻炎といい、下鼻甲介の粘膜がはれて元に戻らないものを慢性肥厚性鼻炎といいます。
慢性鼻炎の症状
慢性鼻炎の症状は、鼻づまりや鼻汁過多があります。あまり鼻がつまると、イライラして落ち着きがなくなります。鼻汁は咽頭に下がり、たんとして吐き出されることもあります。
慢性鼻炎の原因
慢性鼻炎の原因は不明ですが、炎症、汚れた空気、厳しい気候条件、チリやホコリ、トルエンなどの化学物質など慢性の刺激が、粘膜がはれやすい素質と結びついて起こるのではないかと考えられています。また、点鼻薬の乱用も意外に多い原因です(点鼻薬性鼻炎)。
粘膜のはれが治りきらずに、むくみや充血とはちがう、かたい結合組織ができはじめるために粘膜のはれが引かなくなります。空気のとおりが悪くなるとともに分泌物がふえます。粘膜の表面もはれて凹凸状になります。
また鼻腔の状態は副鼻腔に影響しますから、副鼻腔炎も併発しやすくなります。
慢性鼻炎の合併症
慢性鼻炎の合併症としては、口で息をするので、のどが弱くなります。
慢性鼻炎の検査
慢性鼻炎の検査としては、鼻鏡やファイバースコープで診察します。アレルギーの検査をすることもあります。
慢性鼻炎の治療
慢性鼻炎の治療としては、慢性化の原因が除ければ一番です。点鼻薬を使用すれば一時的によくなりますが、長期乱用による副作用がむしろ心配です。手術は肥大した粘膜を切ったり、電気やレーザーでで焼き切ったりします。また鼻中隔彎曲症を矯正することもあります。通常1週間くらいの入院が必要です。
子どもの場合は、扁桃炎やアデノイドを治療することにより、慢性の鼻炎が治ることもあります。
空気の汚れがひどい場所や職場で過ごす機会の多い人は、マスクをする習慣を身につけましょう。また、過度の飲酒や喫煙を避けます。
慢性鼻炎の予防
慢性鼻炎の予防としては、鼻づまり用の点鼻薬はあまり使わないようにしましょう。使いすぎるとかえって症状が悪くなります。
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