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子宮体がん(しきゅうたいがん)
病名:子宮体がん
初診に適した科: 婦人科
子宮体がんとは、子宮体部にできるがんのことをいいます。最近は子宮体がんの頻度が高くなりました。
子宮がんの検査は一般的に普及してきましたが、現在よくおこなわれているのは、たいてい子宮頸がんの検査で子宮体がんの検査ではありません。よって、子宮頸がんの検査のときに、一緒に子宮体がんの検査も受けることが望まれています。
子宮体がんの原因
子宮体がんの原因については正確にはわかっていません。エストロゲンという女性ホルモンと体がんの関連が疑われています。特に更年期を過ぎてプロゲステロンというホルモンが卵巣から出なくなってから、子宮内膜が長い間エストロゲンの影響を受けると体がんができやすいといわれています。
子宮頸がんは40代の後半に多い病気であるのに対し、子宮体がんは50代の後半に多く、75%以上は閉経後の女性です。未婚、不妊、高齢での妊娠、30代になって月経が不順であること、エストロゲンの服用歴があることなどが体がんの危険因子のようです。
子宮体がんの症状
子宮体がんの症状としては、閉経後の不正出血です。この場合、まず最初に疑う婦人科の病気は子宮体がんです。
子宮体がんの初期の状態では、症状がないままに静かに進行します。進行すると、持続性の出血が続いたり、汚い、悪臭を伴う帯下が出るようになったりします、これは子宮頸がんと同じです。
子宮体がんの進行は頸がんに比べて一般におそいのですが、放置すると、まん延して転移し、やがては悪液質となり、がん性腹膜炎や尿路感染、敗血症などで死亡にいたる場合もあります。
子宮体がんの診断
子宮体がんの診断については、閉経後に不正出血があったとき、子宮頸がんの検査と同時に、子宮内膜の一部をとり、顕微鏡で調べます。特に疑わしいときは、子宮の内膜全面を掻爬して、広く標本を採取して調べます。また子宮内膜の細胞診もおこなわれます。
子宮体がんの進行状況も、子宮頸がんと同じように、1期から4期まで大きく4段階に分けられています。
子宮体がんの治療
子宮体がんの治療に関しては、1期では単純子宮摘出手術を、また2期3期に対しては広汎性子宮全摘出術をおこないます。放射線療法も行いますが、頸がんと違って体がんは化学療法を併用したりします。
最近は優れた抗がん薬が開発されていますので、手術療法だけでは十分な治療ができなかったり、手術ができないほどがんが進行している場合に、化学療法がおこなわれています。
子宮体がんによく効く薬には、髪の毛が抜けたり、吐き気がしたり、白血球数が減ったり、あるいは腎臓のはたらきが低下するなどのいろいろな副作用があります。しかし、これらの薬を上手に使うことにより治療効果をあげています。
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