インフルエンザ

病名:インフルエンザ
初診に適した科: 小児科

インフルエンザは毎年流行するウイルス性の感染症です。インフルエンザは風邪とは区別して考えられています。高齢者では合併症を起こし、時として死に至る病気です。

インフルエンザの原因

インフルエンザの原因となるウイルスはA(ソ連型)、A(香港型)、B型、C型に分類され、主に流行するのはA型とB型が多いようですが、毎年流行するタイプも変化します。

インフルエンザの症状

イインフルエンザの症状は、ンフルエンザウイルスは鼻やのどの粘膜に付着すると、だいたい20分で細胞内に侵入し増殖を開始します。通常2日間で発病し、潜伏期間が短いので、家庭内、学校などの施設内で一度に多くの人が感染していきます。

インフルエンザの症状としては、くしゃみ、鼻水、咽頭のイガイガ感で始まり、頭痛、ゾクゾクする悪寒、全身倦怠感を伴って発熱します。発熱は、第1日目の夜間又は翌日がもっとも高く、3日目にはすこし下がりますが、4日目、5日目とふたたび上昇します。このような二峰性の発熱は、A型、B型でよくみとめられ、特に小児のインフルエンザでは高率にみられます。

インフルエンウイルスがからだ全体に回ると、全身の倦怠感が強く、フワーッとした感じになります。関節痛や筋肉痛が顕著となり、腰が抜けるように痛く、立ち仕事ができないことがあるようです。

せきに関しては、初期には乾いたせきがでて、のちにたんを伴うこともあります。

インフルエンザの治療

インフルエンザの治療については、とにかく安静にして栄養を十分にとり、脱水に注意し、水分補給を十分にします。最近では、抗ウイルス薬のアマンタジンの内服薬が使えるようになりました。

A型のインフルエンザにのみ有効で、発熱を抑えたり、回復の期間を短くすることができます。また、A型、B型のインフルエンザ両方にザナミビルやオセルタミビルも使用できるようになりました。

ただ高齢者の場合は、合併症を起こしやすく、抗生物質、輸液療法が必要になり、入院して適切な治療を受けたほうがよいことが多いようです。

インフルエンザの予防

インフルエンザの予防については、ワクチンによる予防は常識となっています。

また、インフルエンザをうつす可能性のある人として、医師、看護師、高齢者と同居している家族に対してもワクチン接種をすすめています。受験生や仕事をなかなか休めない人もワクチンをして予防するとよいでしょう。

ワクチンをしてはいけない人は、卵アレルギーの人です。2000年度のワクチンからはゼラチンがすべて除かれたのでゼラチンアレルギーの人も接種可能となりました。

ワクチンはインフルエンザのシーズンが始まる2~3週間前に接種するといいでしょう。2000年度から13歳以上の人に対しては接種回数が1回でもよいことになりました。痛い思いは1回ですむので、ワクチン接種率の向上が期待できます。2回接種する人は1回目と2回目の期間を4週間あけるようにします。

インフルエンザの型は毎年すこしずつ違うのでワクチンはできるだけ毎年接種するようにします。

インフルエンザの合併症

インフルエンザでもっとも怖いのは合併症です。

呼吸器合併症としては、中耳炎、気管支炎、肺炎、ぜんそく発作があります。高齢者はインフルエンザウイルスでからだの抵抗力が弱ったところに、二次的に細菌性の肺炎、気管支炎を起こします。しばしば致命傷となり死亡してしまいます。ぜんそく発作も重複状態となり、副腎皮質ホルモンの大量投与が必要となります。心臓病の持病がある人は、心不全が悪化します。神経系合併症としては、熱性けいれんの持続があります。また、インフルエンザ脳症は、頻度は少なくても、小児では発症すると死に至る怖い病気です。解熱剤を併用すると脳症を起こしやすいという報告があります。安全に使える解熱剤はアセトアミノフェンです。

インフルエンザによる死亡者の90%は、65歳以上の高齢者で、ワクチンによる予防と、早期の治療開始がたいへん重要です。

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