外耳道炎(がいじどうえん)
外耳道炎(がいじどうえん)
外耳道炎とは、外耳道の皮膚に起こる炎症で、外耳道の軟骨部に起こる限局性外耳道炎と、骨部にも及ぶびまん性外耳道炎とに分かれます。
限局性外耳道炎が悪化し、膿瘍ができた場合は耳せつ(耳のおでき)と呼ばれます。
外耳道炎の症状
外耳道炎の症状は、限局性の場合、耳がツンとしたり、かゆかったり、熱いような感じがします。耳鳴りをともなうこともあります。このとき耳にさわるとチクッとした痛みを感じるのが特徴です。これが耳をさわらなくても痛む中耳炎と異なる点です。口を開けたり、食事をしたときにも痛むことがあります。炎症がひどいと軽い難聴をともなうこともありますが、一般的にこの病気が聴力に影響するようなことはありません。
症状が進むと、さわらなくても痛むようになり、痛みも強くなってきます。ときに痛くて夜眠れないということもありますが、炎症がピークを過ぎると膿瘍が破れて、膿が出てしまい、痛みは自然に治まります。
びまん性の場合もかゆかったり、熱かったりしますが、痛かゆいというのが一般的な自覚症状です。慢性化するとかゆみがひどくなり、ときに耳がつまる感じ(耳閉感)がでてきます。
子どもの場合の症状としては、熱が出たり、不機嫌に泣き続けることがあります。耳をひっぱって痛がるのであれば外耳道炎、何もしなくても痛がるのであれば中耳炎と判断してください。
外耳道炎の原因
外耳道炎の原因は、耳かきや不潔な指先で外耳道をいじって傷をつけたため、そこから細菌、主にぶどう球菌が入り、その細菌に感染して起こるのが一般的です。
中耳炎などで耳だれがあると、その細菌が外耳道に侵入し、感染して起こることがあります。
また、洗髪時や水泳時などに水が耳に入ったままになって、細菌感染を起こすこともあります。白髪染めや化粧品なども要注意です。さらに免疫が低下した糖尿病の人にも起こりやすく、また治りにくいといわれます。
外耳道炎の検査
外耳道炎の検査は、耳介の後ろ下や前方の下部がはれていて、さわると痛がったり、耳だれに血や膿が混じっていてもねばねばした粘液が混じっていないことなどが診断の有力な根拠となります。
また、X線検査で骨の部分に異常がなく、聴力検査で異常がないことも診断の目安となります。
外耳道炎の治療
外耳道炎の治療は、専門医の治療が必要ですが、夜間などに急に痛みだした場合は氷嚢などで湿布し、2~3時間ぐらいで取り替えます。また市販の鎮痛剤を服用し、翌日の治療に備えるのが効果的です。
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