パーキンソン病(ぱーきんそんびょう)
パーキンソン病(ぱーきんそんびょう)
パーキンソン病は、振せんまひともいわれるように、ふるえと鈍重な動作、筋肉のこわばりなどが症状としてあらわれます。
研究がすすみ、脳のドーパミンという物質の不足によって起こることがわかってきました。
パーキンソン病の症状
パーキンソン病の症状は、運動障害が起こり、ふるえ(振せん)、鈍重な動作(無動症)、筋肉のこわばり(筋硬直)が起こります。
まず、ふるえは片方の手が細かくふるえるなどからはじまって、口や唇の震えへと進行します。
はしがもてない、言葉がはっきりしないなどの症状となり、動いているときよりじっとしているときにふるえが目立ちます。
さらには、動作がにぶくなり転びやすくなります。
パーキンソン病に特徴的な歩幅が狭く前かがみでよちよちといった感じで歩く症状もあらわれます。
はじめのうち、歩行の第一歩をだすことがむずかしかったり、方向転換がむずかしかったりします。
つまずきやすく、バランスをとることが不安定で、止まるときも物に当たるまで歩き続けるといったことも起こります。
筋肉のこわばりは、顔の表情を失わせ、口の開閉が小さくなって声も小さくなります。また細かな作業や、文字を書くことが苦手になります。
自律神経も障害されて、その結果、便秘、立ちくらみ、ひどい汗をかく、むくむなどの症状が起こります。
パーキンソン病はゆるやかな進行ですが、10年くらいの間に進行すると、食事、会話、入浴といったような日常生活も不自由になり、介助なしでは動けなくなります。
パーキンソン病の原因
パーキンソン病の原因は、脳のなかにある黒質が変性し、ドーパミンという物質が不足して起こることがわかっています。
主に中年以降の人に発症するので、加齢と関係があるとみられています。
パーキンソン病の検査
パーキンソン病の検査は、ふるえや動作などの外見でわかる症状から判断します。
また、脳のX線CTやMRIなどの検査も行ないます。
パーキンソン病の治療
パーキンソン病の治療は、ドーパミン系の活動が低下しているので、ドーパミン系の薬物を投与し、またアセチルコリン系の活動をおさえる薬が使われます。
しかし症状の緩和には効果があるのですが、完全に症状をなくすことはできません。
難病に指定されるように、原因、治療ともに、研究段階といえます。
したがって、治療は薬物療法とリハビリテーションが主体になります。
ドーパミン系の不足を補うためにL-ドーパ(レボドパ)の内服をします。
この薬は症状の回復に役立つのですが、副作用もあって、長期の使用がむずかしいとされています。
抗コリン剤(ドーパミンの働きを抑制する作用のあるコリン物質=アセチルコリン系の働きをおさえる)も使われます。
この薬剤にも副作用があります。
また、ドーパミンの放出をうながす薬も使用されます。
リハビリテーションでは、医師の指導のもとに、筋肉を伸ばす柔軟体操、バランス体操などが行なわれます。
ころびやすいので、ころんで骨折をしないように注意します。
パーキンソン病は、また、進行すると顔の表情まで無表情になり、患者自身の考えていることが周囲の人に伝わりにくくなります。
そのためいらだちもひどくなりますが、この病気は精神的に緊張すると、さらに症状が悪化します。
家族がそのことを理解して、患者がリラックスできるようにしてあげることが大切です。
パーキンソン病の関連記事・トピック
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