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RSウイルス感染症(あーるえすういるすかんせんしょう)

RSウイルス感染症は、乳幼児の呼吸器にRSウイルスが感染して起こる病気です。

RSウイルス感染症(あーるえすういるすかんせんしょう)

RSウイルス感染症は、乳幼児の呼吸器にRSウイルスが感染して起こる病気です。
2歳までの乳幼児に発病することが多く、季節的には冬季に多発します。

RSウイルスはかぜ症候群の原因となるウイルスのひとつで、感染すると喉頭炎、気管支炎、肺炎などを起こします。
小さい子どもの場合、重症になることがあるため、医師の診察を受けることが大切です。

RSウイルス感染症の症状

RSウイルスに感染してから症状があらわれるまで、4日程度かかります。

のどの奥の喉頭部に炎症が起こる喉頭炎の場合は、犬の吠えるようなせきがでるのが特徴です。
ひどくなると、呼吸が苦しいためチアノーゼ(唇、頬、耳たぶ、爪の色が紫がかった色をしている状態)になったり、急に呼吸困難に陥る場合があります。

気管や気管支の粘膜に炎症が起こる気管支炎や、肺の中に炎症が起こる肺炎の場合、激しいせき、呼吸のたびにゼーゼー、ヒューヒューいう喘鳴、呼吸困難、呼吸が速くなるなどの症状があらわれます。
せきとともに嘔吐がみられることもあります。

また、炎症が起きた部位に関係なく、38~40℃の発熱が起こり、3~4日続きます。

RSウイルス感染症の原因

RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染が原因で、喉頭、気管支、肺などに炎症が起こります。

RSウイルスは、飛沫感染といって、感染している人の唾液が会話やくしゃみ、せきをしたさいに飛び散り、ほかの人ののどや鼻の粘膜に付着して感染します。

RSウイルス感染症の検査

RSウイルス感染症の検査は、喉頭に炎症が起きているかどうか、喉頭ファイバースコープを使い、喉頭を直接見て調べる場合もあります。
肺炎が疑われる場合は、胸部X線撮影を行なうと診断が確実になります。

気管支炎の場合は、胸部X線撮影では異常がみつからないのがふつうです。
炎症の程度などを調べるため、血液検査が行なわれます。

RSウイルス感染症の治療

RSウイルスに有効な薬剤はありません。

小さい子どもの場合、呼吸困難などを起こして生命に危険が及ぶ恐れもあるため、必ず医師の診察を受けることです。
対症療法として、鎮咳剤の内服や吸入などが行なわれたり、解熱剤が用いられることがあります。

呼吸困難があらわれた場合は、酸素吸入などを行なうため、入院治療が必要です。
家庭では安静にして、水分と栄養を十分とるようにします。

RSウイルス感染症の合併症

RSウイルス感染症の合併症として、中耳炎をともなうことがあります。

RSウイルス感染症の予防

RSウイルス感染症の原因となるRSウイルスは飛沫感染によって伝染します。
かぜ症候群と同様、かぜが流行しているときは外出を避けること、マスクをすること、うがいをすることが予防につながります。

RSウイルス感染症の予防ワクチンはありません。

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