円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)
円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)
円形脱毛症とは、とくに皮膚疾患や全身性の疾患もなく、痛みやかゆみもないのに、円形に毛が抜けることをいいます。頭髪がいちばん多いのですが、眉毛やひげ、陰毛、わき毛などにも脱毛が及ぶ場合があります。自律神経や一部の血管の機能異常、精神的ストレスなどが原因とされていますが、はっきりしたことはわかっていません。
円形脱毛症の症状
円形脱毛症の症状は、ある日突然、痛みもかゆみもなく円形に毛が抜けます。頭髪が抜ける場合がいちばん多く、抜けた部分が合わさってびまん性の全頭脱毛になったり、眉毛やまつ毛、わき毛、陰毛、さらにうぶ毛や体毛にも脱毛が及ぶ場合があります。
多数の円形脱毛症が融合して、まつ毛やひげ、わき毛、陰毛まで毛が全部抜けてしまった場合を、悪性円形脱毛症ともいいます。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症の原因については、遺伝的要因、自律神経や血管機能の異常、内分泌異常、精神的なストレスなどさまざまな説がありますが、はっきりとは解明されていません。何らかの精神的ストレスがきっかけで起こるケースが多いようです。
円形脱毛症の検査
円形脱毛症の検査は、脱毛そのものは、皮膚に病気がある場合、全身の病気による場合、薬による場合、機械的刺激による場合にも起こります。これらが原因となっていないかどうかを調べて、それらによるものではないという場合に、円形脱毛症という診断が下されます。
円形脱毛症の治療
円形脱毛症の治療については、一般には、放置しておいても一定の大きさになると脱毛が止まって、時間の差はありますが、数か月で発毛します。再発したり、数が多く広範囲にわたる場合には、脱毛した部位へ免疫賦活作用のある内服薬と、血管拡張作用のある外用剤、および副腎皮質ホルモン(ステロイド)外用剤による治療が行なわれます。
このほかに、ドライアイスによる刺激法や紫外線の照射、発毛剤の外用、精神安定剤の内服などさまざまな方法が行なわれています。
多くの場合は自然に治り発毛するので、脱毛がストレスにならないように、治る病気だということを理解することがいちばん大切です。
円形脱毛症は、時間の差はあっても治る病気だということを理解することが大切です。脱毛がストレスになって、ますます悩んでしまい、さらに脱毛が進んだり、円形脱毛症がくっついて全部の頭髪が抜けてしまうこともあります。病気の性質を理解し、あとはストレスをやわらげることです。かつら類を利用するのもよいでしょう。洗髪は普通に行なってかまいません。
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