アセトン血性嘔吐症(あせとんけっせいおうとしょう)
アセトン血性嘔吐症(あせとんけっせいおうとしょう)周期性嘔吐症・自家中毒症
アセトン血性嘔吐症とは、2~10歳くらいに多く、繰り返し起こりやすいので周期性嘔吐症ともいいます。また、かつては重症のケースを自家中毒症と呼んでいました。
アセトン血性嘔吐症の原因
アセトン血性嘔吐症の原因は、血液中のアセトン体がふえ過ぎて起こるのですが、その原因はまだ明らかではありません。体質的内因に加え、かぜなどの感染症、過労、精神的な緊張や動揺などの誘因が引き金となって発病することが多いようです。
代謝性疾患、腹性てんかん、周期性ADH分泌過剰症、不完全腸閉塞症(腸狭窄症)などの病気が潜んでいる恐れがあります。
アセトン血性嘔吐症の症状
アセトン血性嘔吐症の症状は、急に元気がなくなり、ぐったりして嘔吐を繰り返します。多くの場合、嘔吐が始まる前に、腹痛、頭痛、はしゃぎすぎ、便秘、食欲不振、あるいは逆に食欲亢進がみられます。
はじめは食べた物や胃液のような物を吐きますが、やがて胆汁様の黄色っぽい吐物となり、ときに血の混じったコーヒーの残りかすのような物を吐くことがあります。吐物や呼気からは、リンゴのすえたような臭い(アセトン臭)がするのが特徴です。このように激しい嘔吐のために、脱水状態になることが少なくありません。
重症になると、顔面蒼白、脈が速くなって動悸がしたり、意識障害を起こしてうとうと眠り込んだり、けいれんを起こしたりすることがあります。熱はでても微熱程度で、ふつう数日で回復することが多いのですが、まれに死亡することもあります。
このような発作が年に何回か起こり、数年以上にわたって繰り返されるケースが多いものです。
アセトン血性嘔吐症の検査
尿検査でアセトンという物質が検出されれば、この病気と診断されます。
アセトン血性嘔吐症の治療
アセトン血性嘔吐症の治療は、軽症の場合は、水分(イオン飲料)、果汁、おかゆなどを少しずつ(30~50ml)、20~30分ごとに飲ませて様子をみます。しばらくして飲んだものを吐くようなら、小児科を受診します。
吐き気や嘔吐が強い場合は、絶食し、薬物療法と輸液が行なわれます。症状が軽くなってきたら、重湯や薄めた乳汁から始め、様子をみながら徐々に普通の食事へと戻していきます。
原因となる病気がある場合はその治療が行なわれます。
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