横紋筋肉腫(おうもんきんにくしゅ)
横紋筋肉腫(おうもんきんにくしゅ)
横紋筋肉腫とは、横紋筋があるところならどこにでも発生する筋肉のがんです。その種類は4つあり、幼少期に多い胎児型は、弾力性に富んだしこりが中心で、頭頸部、泌尿生殖器、眼窩に多く発生します。年長児に多い胞巣型は、がん細胞が胞巣状に広がるもので、四肢や躯幹に発生します。多形型は横紋筋細胞に似た細長い細胞が見られるのが特徴です。混合型と呼ばれるものは、胎児型と胞巣型の組織が混じっています。
横紋筋肉腫が子どものがんの中で占める割合は3%前後です。発生のピークは乳幼児期と思春期があります。
横紋筋肉腫の症状
横紋筋肉腫の症状は、ふつう、自覚症状はほとんどありません。このため部位によっては、かなり大きくなるまで気がつかないことがあります。したがって、目、耳、鼻の異常や、排尿障害、血尿、睾丸のはれ、黄疸、しこり、足を引きずるなどが見られたら、医師の診察を受ける必要があります。
横紋筋肉腫の検査
横紋筋肉腫の検査は、X線検査やX線CT検査、MRI、超音波検査など、画像診断を中心に行なわれます。また、横紋筋肉種は肺に転移しやすく、骨髄に転移することもあるので、それらの有無を確かめるため、シンチグラフィー、全身骨X線検査、骨髄穿刺、リンパ管造影などが行なわれることもあります。
横紋筋肉腫の治療
横紋筋肉腫の治療は、摘出手術、化学療法、放射線療法の3つが併用されます。手術をしても機能障害が残らないと判断された場合は、まず摘出手術をしてから、化学療法と放射線療法が行なわれます。手術が困難だったり、手術後の後遺症が大きいと判断された場合は、化学療法や放射線療法を行ない、腫瘍を小さくしてから摘出手術を行います。
化学療法としては、抗がん剤の硫酸ビンクリスチン、アクチノマイシンD,エンドキサンの3剤併用が効果的といわれています。
横紋筋肉腫は痛みがないので、なかなか気づきません。他のがん同様、わずかな変化も見逃さない注意が必要です。
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